講座に入った。スクールで学んだ。コンサルも受けた。
それでも成果が出ないとき、人はどうしても思ってしまいます。
「この環境が悪かったのかな」
「あの先生が合わなかったのかな」
「結局、また自己投資を回収できなかったな」
この感覚、僕はめちゃくちゃ分かります。
なぜなら僕自身、6年半ほど副業で数字が出ず、23、24歳の頃に貯めていた300万円ほどの貯金を自己投資でほぼ溶かした時期があるからです。
手取り14万円ほどで、時間にもお金にも余裕がなかった頃から、「自分の人生を変えたい」と思って学び続けた。
でも、全然変わらなかった。
だからこそ、今ならはっきり言えることがあります。
他責にするな、ではありません。
他責にできるくらいまで、自己責任を果たせ。
これは根性論ではなく、一人起業家が成果を出すための、かなり現実的な話です。
自己責任は、自己犠牲とは違う
まず大前提として、自己責任という言葉を「全部自分が悪いと思うこと」だと捉える必要はありません。
講座やスクールの中には、本当に提供内容が薄いものもあります。
約束されていたものが提供されないなら、それは提供側の問題です。
仕事でも同じで、プロジェクトにはそれぞれの担当領域があります。
自分の責任もあれば、相手の責任もある。
だから、何でもかんでも「自分が悪い」と飲み込むのは違います。
自己責任とは、自分を責めることではありません。
自分が動かせる範囲を、言い訳が残らないところまで動かし切ることです。
ここを履き違えると、苦しくなります。
「自責で考えましょう」と言われて、ただ自分を責めて、動けなくなって、また落ち込む。
それは成果に向かっているのではなく、自分を痛めつけているだけなんですよね。
大事なのは、自己犠牲ではありません。
結果を出すために、自分の担当分をやり切ることです。
自己投資はタクシーではなく、教習所に近い
講座やスクールに入るとき、多くの人が無意識に「タクシー感覚」になっています。
お金を払ったから、A地点からB地点まで連れていってもらえる。
でも、自己投資はタクシーではありません。
どちらかというと教習所です。
教習所に30万円払っても、自分が運転席に座らなければ車には乗れるようになりません。
先生は教えてくれる。
コースも用意してくれる。
危ないところではブレーキも踏んでくれる。
でも、ハンドルを握るのは自分です。
自己投資も同じです。
お金を払った瞬間に「お客様」になってしまう人がいます。
「私は払ったんだから、あとは成果を出してください」
「講座がちゃんとしているなら、私を変えてくれるはずです」
この感覚になった瞬間、かなり危ない。
なぜなら、自分が資本だからです。
投資した先は講座ではなく、自分です。
講座に払ったお金を、何倍にもして回収するのは自分なんですよね。
ここを忘れると、どれだけいい環境に入っても成果は出にくいです。
僕は「使い倒す側」に回ってから変わった
僕はもともと、成果を出せない側の人間でした。
副業を始めてから6年半、かなり迷走しました。
いろんなことを学び、いろんなことを試し、それでも大きな数字にはつながらなかった。
正直、「僕には無理なのかな」と思った時期もあります。
ただ、ある時期から明らかに変わりました。
講座やコンサルを「受けるもの」ではなく、「使い倒すもの」として捉えるようになったんです。
言われたことをすぐやる。
やったら報告する。
うまくいかなかったら、何が違ったのか聞く。
うまくいったら、それも報告する。
次に何をすればいいか、自分から取りにいく。
すると、成果の出方が変わりました。
ある講座では、受講期間中にセミナーを50回ほど開催しました。
同期が25人ほどいた中で、売上につながる実践までやり切ったのは、僕だけだった記憶があります。
結果として、そこで学んだ内容を使って1,600万円規模の契約につながりました。
また別のコンサルでは、受講から1年で年商が8倍になりました。
月20〜30万円ほどだった売上から、人生で初めて月100万円を超え、そこから月1,000万円を超える月も経験しました。
もちろん、これは先生がすごかった。
いい環境に出会えたことも大きいです。
ただ同時に、僕自身の「教わる姿勢」もかなり大きかったと思っています。
先生からも、環境の使い方がうまいと言ってもらったことがあります。
それは才能ではありません。
ただ、やっただけです。
言われたことをやり、報告し、また聞きに行き、次をやる。
この地味な繰り返しを、遠慮せず、がめつく、でも感謝を持ってやっただけです。
成果が出ない人は、距離を置くのが早すぎる
講座やスクールで成果が出ない人を見ていると、うまくいかないときほど環境から離れていくことがあります。
顔を出さなくなる。
報告しなくなる。
質問しなくなる。
グループチャットを見るだけになる。
これ、めちゃくちゃもったいないです。
うまくいっていないときこそ、近づいた方がいい。
「ここまでやりました」
「こういう結果でした」
「何がズレていますか」
「次は何をすればいいですか」
こうやって持っていけばいいんです。
もちろん、ただ愚痴を言うとか、攻撃するのは違います。
でも、具体的な行動と結果を持ってくる受講生を嫌がる講師は、普通はいません。
むしろ教える側からすると、そういう人は面白いんですよね。
言ったことをやってくる。
数字が変わる。
反応が返ってくる。
次の課題が見える。
教えていて、手応えがある。
すると、教える側もさらに本気になります。
これは忖度でも媚びでもありません。
ビジネスでもスポーツでも芸事でも、伸びる人はだいたい「教えがい」があります。
素直にやる。
でも、依存はしない。
報告する。
でも、丸投げはしない。
この姿勢がある人は、環境の力を引き出せます。
「ここまでやったけど、どうなってますか」と言えるか
僕が今回いちばん伝えたいのは、ここです。
講座が悪いのか。
先生が悪いのか。
環境が合わなかったのか。
それを考える前に、まず自分に聞いてほしいんです。
自分は、どこまでやったのか。
言われたことを、何回やったのか。
分からないことを、何回聞いたのか。
うまくいかない結果を、何回見せたのか。
成果報告を、何回返したのか。
自分から環境に近づいたのか。
その上で、
「私はここまでやりました」
「この行動量で、この結果でした」
「ここまでやっても成果が出ていません」
「次に何を見るべきですか」
と言えるかどうか。
ここまでやって初めて、健全に相手の責任も見えるようになります。
逆に言うと、ここまでやっていない状態で「講座が悪かった」と言っても、自分を守る言葉にはなるけれど、人生はあまり前に進みません。
自己正当化は、一瞬だけ心を落ち着かせてくれます。
でも、売上は上がらない。
実力も伸びない。
次の環境に行っても、同じことが起きる。
それがいちばん怖いんですよね。
一人起業家は、誰かのせいにしても逃げ場がない
会社員なら、上司のせいにできるかもしれません。
部署のせい、会社のせい、商品力のせいにできるかもしれません。
でも、一人起業家は最終的に自分の人生に戻ってきます。
集客できない。
売れない。
続かない。
単価が上がらない。
選ばれない。
これらを全部、誰かのせいにしたくなる時期はあります。
僕にもありました。
ただ、どれだけ言葉で自分を守っても、現実は変わりません。
手取り14万円の頃も、6年半うまくいかなかった頃も、自己投資を回収できなかった頃も、結局、自分の人生を引き受けるしかなかった。
だから僕は、原因側で生きるという考え方を大事にしています。
自分が世界を全部コントロールできる、という意味ではありません。
でも、自分が影響を及ぼせる範囲は必ずある。
そこを見つけて、動かす。
言い訳となすりつけを手放して、自分が源になる。
この感覚がある人は、強いです。
怖くても動ける。
失敗しても戻ってこられる。
人から何かを教わったときに、受け身ではなく、自分の燃料に変えられる。
そういう人は、時間がかかっても伸びます。
教わる力は、売上を作る力でもある
一人起業家に必要なのは、ノウハウだけではありません。
もちろん、マーケティングもセールスも商品設計も大事です。
ただ、それ以前に「教わる力」がないと、どれだけいい情報を受け取っても成果になりません。
教わる力とは、ただ素直に従うことではありません。
自分の人生に必要なものを、ちゃんと取りにいく力です。
分からないことを聞く力。
耳の痛いことを受け取る力。
言われたことを実行に移す力。
途中経過を報告する力。
うまくいかなかったことを隠さない力。
これらは全部、ビジネスでそのまま使います。
お客様の話を聞く。
自分のズレに気づく。
商品を改善する。
セールスを振り返る。
発信を変える。
結局、教わる力がある人は、対話力も伸びます。
対話力が伸びると、売上も変わります。
なぜならビジネスは、最後は人と人だからです。
まとめ
他責にできるくらい、自己責任を果たす。
この言葉は、誰かを責めるためのものではありません。
自分を責めるためのものでもありません。
自分の人生を、もう一度自分の手に戻すための言葉です。
講座に入ったなら、使い倒す。
先生がいるなら、報告する。
環境があるなら、近づく。
言われたなら、やる。
やったなら、見せる。
うまくいかなかったなら、聞く。
そこまでやった上で、初めて言えばいいんです。
「僕はここまでやりました。次、どうしますか」
この姿勢を持った一人起業家は、簡単には折れません。
売上が止まっても、学び直せる。
失敗しても、経験に変えられる。
環境が合わなかったとしても、次の環境を見極める目が育つ。
そして何より、自分の人生を誰かに預けなくなります。
僕は、そういう人が増えてほしいと思っています。
夢を持つ大人が、ちゃんと自分の足で立って、ちゃんと人に頼って、ちゃんと成果を出していく。
甘えでもなく、孤独な根性論でもなく。
人に教わりながら、自分で責任を持つ。
その覚悟がある人は、やっぱりかっこいいです。
このテーマに近い話として、「わからない」「苦手」にどう向き合うかで、人生は分岐するでも、止まる人と進む人の反応パターンについて書いています。
また、利益やエゴとの向き合い方については、自分のために利益を追求することは、悪なのか?もあわせて読んでみてください。
個別相談と対話設計を、実践で深める
記事で整理した考え方を、実際の相談導線や提案の流れに落とし込みたい方へ。
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